テニスを始める理由は子どもが楽しんでくれたらだったり、健康のためだったりが多いと思います。
しかし子どもが大きくなるにつれて、将来のことも気になってくる人もいるんじゃないでしょうか。
そこで子どもがテニスを続け、結果が出たらどのように将来に繋がるのかを考えていきたいと思います。
進路1 選手活動
多くの選手が憧れている進路だと思います。
飛び抜けた戦績を残せたらプロへの道も開けます。
まあプロといっても日本は登録すればプロになれるのでプロの定義は難しいです。
実力というよりテニスで生計を立てているかの方になるんですかね。
これでプロ?というような選手も多いです。
もちろんとんでもなく強い選手もいます。
なのでプロという言葉だけで実力はわかりません。
選手活動は国内の試合や海外の試合に出たりと文字通り選手として活動することです。
実業団に所属したり、所属せずにスポンサーを探して援助してもらい試合に回ったりといろいろ形態があります。
最近ではクラウドファンディングで資金を集めるのもありますね。
選手活動とはどんなものなのか、詳しくは別の記事でまとめます。
進路2 大学進学
これは一番多いのではないかと思います。
大学の4年間でプロになるか、就職するのか考える人も多いです。
ただプロとして活動している4年間と大学の部活での4年間は密度が違います。
18歳~22歳の4年間は大きいです。
ただ部活は部活でそこでしかできない経験もあります。
特に個人競技のテニスは団体戦が少ないですからね。
就職するのであればその経験は貴重なものになります。
大学進学でも最近はアメリカの大学に進学する選手も増えています。
僕のおすすめはこれです。
言語の壁や文化の違いなどいろいろ大変ですが、得るものも凄く多いと思います。
また施設やスタッフ、サポートの充実度が日本とはレベルが違います。
他にも奨学金制度も充実しているので場合によっては金銭面の負担も少ないです。
そして一番は競争が激しいことです。
アメリカの大学には世界中から選手が集まってきます。
ITFジュニアで上位だった選手もいます。
最近だとITFジュニアで1位だったアクセル・ゲラーがスタンフォード大学に進学しました。
ちなみにスタンフォード大学はマッケンローやブライアン兄弟の母校でもあります。
アメリカの大学についても詳しくは別の記事にまとめたいと思います。
国内の大学に進学は一番多いですね。
全国に出らればどこかしらからは声が掛かるのではないかと思います。
そこらへんはちょっと詳しくはわかりませんが。
競技レベルの高い地域を選ぶとなると関東か関西だけになってしまいます。
関東出身なんで関西のことはあまり詳しくないですが、関東は全国から選手を引っ張ってくるので上のレベルの層の厚さはすごいです。
早稲田大学は学生王座を14連覇しています。
関西の大学も勝ちそうですが、早稲田は負けそうで負けないですね。
他にも慶應義塾大学やMARCHと呼ばれる明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学も強いです。
これらの大学は就職も有利になるので進学する選手も多いのではないかと思います。
ただ勉強のレベルはわかりませんが(笑)
ここが日本の大学が就職予備校化している問題でもありますね。
まあ僕もたいして勉強してないので偉そうなことは言えませんが。
ただ僕がジュニアを育てるなら勉強もさせます。
テニスしかできない人間は将来の選択肢が少なくなってしまいます。
指導者はテニスだけでなく人として成長させる、子どもの進路を広げるのが仕事だと思うので。
まあそれは良いとして進路に大学を選ぶというのは一番現実的です。
海外ではその為にテニスをする子どもも多いです。
進路3 テニスコーチ
これは僕ですね(笑)
テニスが楽しい、または仕事にしたい人の選択肢と言えます。
選手活動をしながらテニスコーチで生計を立てている人も多いです。
個人的には選手活動をしていないのなら大学卒業後でもできるので最初から選択してしまうのはもったいない気がします。
テニスコーチの専門学校もあるみたいですね。
選手活動後にテニスコーチになる方も多いです。
テニスコーチの形態としてはテニススクールに就職するか個人で活動するか、もしくは大学や学校に雇ってもらうかになると思います。
日本なら大学や学校は外部委託みたいな感じになるんですかね。
テニススクールに就職なら収入は可もなく不可もなくといった感じですかね。
多くはないです。
個人で活動している場合は本人次第といったところでしょう。
人気のコーチならプライベートレッスンをこなせばそこそこ稼げるのではないかと思います。
ツアーコーチまで行けばかなりもらえるのではないでしょうか。
賞金の何割とか言います。
少し前に大坂なおみの子どもの頃のコーチが生涯に渡って賞金の20%をもらうみたいなニュースがありましたね(笑)
まあこれはあり得ないと思いますが、指導している間は何割かを指導料みたいなのはあります。
例えば錦織圭がコーチに賞金の1割を払っているとすると、2018年だったら賞金が約4億になるので4000万円になります。
夢があるように見えますが錦織は世界6位ですからね。
多くの日本の選手がATP250の予選にもかからないとなるとなかなか厳しいです。
進路4 一般企業に就職
これも進路の一つになりますね。
趣味でテニスを続ける。
大学卒業して一般企業に就職したらみんなそうなりますね(笑)
これはこれで楽しいです。
みんなでワイワイテニスをして、大会に出たり。
テニスは生涯スポーツなのでいつまででもできます。
またテニスをしているといろんな人にも出会えます。
それだけでもテニスを続ける意味はありますね。
まとめ
テニスに限らずスポーツをしていると様々な進路があります。
もちろん自分が望む進路に進めるとは限りません。
ただ早いうちに自分の進路を決めて、それを目標にして努力を続けていれば進める可能性は高くなります。
子どもが自分で決めることも大事ですが、それをサポートしてあげるのが保護者の役目でもあります。
特に子どもだけで決められるものではありませんからね。
一緒に考えてあげると子どもも頑張れるのではないかと思います。
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