チチパスと綿貫の戦績比較

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テニス
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現在NEXTGENで名を上げているチチパスと日本の若手No.1の綿貫は同い年だったんですね。
そこで二人がITFにデビューしてから2018年までの戦績の比較をしていきたいと思います。
これを見ることによって今後ジュニア選手がITFに移行するときの参考資料に一つになるのではないかと思います。
ただITFのシステムが変わったのでどうなるかはわかりませんが(笑)
数え間違いもあるかもしれないのはご容赦ください。
それでは見ていきましょう。

参考資料:国際テニス連盟ホームページ https://www.itftennis.com

ITFデビュー年

ITFの過去の資料を見てみると二人ともITFのプロサーキットに参戦したのは2013年で同じです。
15歳でのデビューとなっています。
凄いですね。
ただし二人は出場した大会数が違います。
チチパスは7大会に出場、綿貫は1大会に出場となっています。
こなした試合数は単13試合、複6試合の計19試合です。
ジュニアの試合も並行して出場していると考えるとなかなかタフですね。
綿貫は本戦で勝っていないのでランキングはなしでした。
チチパスは1勝をあげていたので2015位でした。

2014年

この年も綿貫は少なく2大会しか出場していません。
試合数は5試合。
予選を3試合勝ちぬいて本戦入りが一つあります。
ただ本戦での勝ちがなかったのでこの年もランキングはありません。

一方でチチパスは12大会に出場しています。
試合数はシングルスが31試合、ダブルスが10試合となっています。
本戦では5勝をあげ、ランキングは1271位まで上がっています。

2015年

綿貫とチチパスの二人とも2015年にチャレンジャーデビューをしています。
チチパスは16歳、綿貫は17歳ですね。
この年の大会出場数は綿貫はITFが2大会、チャレンジャーが2大会でした。
試合数はシングルス9試合、ダブルス7試合です。
ITFでは初勝利をあげました。
ランキングは1760位でした。

チチパスはITFが12大会、チャレンジャーが8大会の20大会です。
ちなみにジュニアの大会も14大会出場していました。
一般のみの試合数はシングルス50試合、ダブルス33試合でした。
ITFでは19勝し、初タイトルも獲得。
チャレンジャーでは1勝でした。
ランキングは572位まで上がっています。

2016年

綿貫はITF3大会、チャレンジャー2大会、そしてATP500に出場しています。
ITFでは10勝をあげ、初タイトルを含む2タイトルを獲得しています。
また3月には世界ジュニアランク2位を記録しています。
凄いですね。
チャレンジャーでも2勝し、予選ですがATP500の楽天オープンの予選に出場しています。
試合数はシングルス19試合、ダブルス10試合。
ランキングは590位。

チチパスはITF10大会、チャレンジャー11大会、そして同じくATP500に出場しています。
ITFでは優勝が4回、チャレンジャーは優勝はないものの準優勝が2回。
ATP500はバーゼルの予選に出場しています。
チチパスはこの年の5月に世界ジュニアランク1位になっています。
試合数はシングルス67試合、ダブルス39試合。
ランキングは209位。

2017年

綿貫はITF12大会、チャレンジャー8大会、ATP500の21大会に出場しています。
ITFはこの年も2タイトルで16勝をあげています。
チャレンジャーでは8勝。
試合数はシングルス51試合、ダブルス23試合。
ランキングは351位。

チチパスはこの年からATPの試合にガンガン出場しています。
意外にもITFの試合にも出場しています。
ITF3大会、チャレンジャー14大会、ATP250が8大会、ATP500が2大会、ATPMasters1000が1大会、グランドスラム全てに出場しています。
合計32大会も出場しています。
タイトルはチャレンジャーが1つのみです。
ATP250ではQFが1回あります。
勝利数はITF6勝、チャレンジャー19勝、ATPが4勝です。
試合数はシングルス87試合、ダブルス15試合。
ランキングは100位を切り91位です。

2018年

綿貫はITF1大会、チャレンジャー14大会、ATP250が1大会、ATP500が2大会、グランドスラムが1大会に出場となっています。
合計19大会。
タイトルはITFの1つで、決勝進出はチャレンジャーでも1つあります。
またグランドスラムの予選に出場しています。
楽天オープンではATP初勝利をあげています。
勝利数はITF5勝、チャレンジャー16勝、ATP1勝の22勝。
試合数はシングルス53試合、ダブルス19試合。
ランキングは188位。

チチパスはチャレンジャー2大会、ATP250が9大会、ATP500が7大会、ATPMasters1000が9大会、グランドスラム全てに出場しています。
合計31大会。
ストックホルムでは初ATPタイトルを獲得しています。
ATP500ではバルセロナで決勝進出しています。
さらにATPMasters1000でもトロントで決勝に進出しています。
いっきにブレークしましたね。
ITFには載っていませんでしたがNEXTGEN FINALSでも優勝しています。
勝利数はチャレンジャーで4勝、ATPで41勝で合計45勝。
試合数はシングルス81試合、ダブルス16試合。
ランキングは15位です。

考察

二人はなかなか試合数に差があるように見えます。
特にジュニアの時期にITFと並行しているかどうかが異なります。
これはまあコーチの方針もあるのでどちらが良いかは言えないと思います。
個人的にはチチパスのように上のレベルでの試合を多くさせていった方が良いような気がします。
試合が練習のような意識ですかね。
また日本で試合をやるのとヨーロッパで試合をやるのでは得るものも違いますし、より競争が激しい場所に身を置くのは刺激になります。
綿貫はいま積極的に海外の上の試合に出ているのが将来活きてきそうです。
二人ともこれからキャリアのピークに向かっていくので期待していきたいですね。
これから他の選手のジュニアからの移行期を分析していきたいと思います。

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