アメリカの大学進学の勧め

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アメリカの大学進学の勧め

前の記事でも書きましたが最近ではアメリカの大学に進学するジュニアの選手も増えています。
そこでアメリカの大学スポーツはどんな感じなのかについて書いていきたいと思います。
僕がアメリカにいたのは高校までなのでアメリカの大学には進学していません。
なのでこの記事も独断と偏見なので参考までにしてください(笑)

アメリカの大学スポーツ

アメリカの大学スポーツはとても熱いです。
なぜならどのスポーツにも一定以上のファンがいるからです。
アメリカで暮らしている時に、アメリカ人は様々なスポーツに関心を持っているように感じましたね。
プレーをするのも好きですが、見るのも好きです。
アメリカンフットボールとバスケットボールはもちろん、ゴルフやサッカー、テニス、野球、陸上、水泳、etc。
部活動がシーズン制で様々なスポーツに触れあえるのも大きいんじゃないかと思います。
さらにアメリカ人は同窓意識や地元の熱が凄いのでさらにファンが多くなります。
そのため大学スポーツの注目度は高いです。

特にアメリカンフットボールとバスケットボールは凄いです。
同じ州の大学同士の試合になると何万人と入るスタジアムが埋まります。

これは僕の地元の大学のクレムソン大学対サウスカロライナ大学の様子です。
ここはサウスカロライナ大学のウィリアムスーブライス スタジアムで80,250人収容できます。
写真だとわかりにくいですが上まで埋っています。
東京ドームが46,000人と考えると半端ないです。
またテレビ中継も皆が見ています。
その週の話題はほとんどそれになりますね。

また大学アメリカンフットボール優勝決定戦になるとチケットがプレミア化し、場合によってはスーパーボウルより入手困難になります。
凄いですね。
大学によってはアメリカンフットボールの部門だけで100億稼ぐとか。

バスケットボールも人気が高いです。
3月になるとNCAAトーナメント、全米の大学トーナメントが始まり、March Madnessと呼ばれもの凄い盛り上がりを見せます。
最近だとゴンザガ大学の八村塁で日本でも聞き覚えがあるんじゃないですかね。
トーナメントでどの大学が勝ちあがるかを予想するブラケットチャレンジというのがあります。
それはほとんどの男の人がやります(笑)
3月はほとんどそれが話題になりますね。

アメリカンフットボールやバスケットボールは桁違いの人気です。
テニスのNCAAトーナメントの決勝だとこんな感じになります。

アメリカンフットボールやバスケットボールに比べると少なく感じますが、日本の王座に比べると観客は多いと思います。
こんな中でプレーするのは楽しそうですね。

なぜアメリカの大学なのか

アメリカの大学スポーツの注目度はなんとなく伝わったとして話を進めていきます(笑)
アメリカの大学を勧める理由がいくつかあるのでそれらを説明していきたいと思います。

施設やスタッフの充実

アメリカの大学は施設が凄いです。
前述したようなアメリカンフットボールのスタジアムはDivision 1と呼ばれるカテゴリーの大学の多くが所有しています。

同じようにテニスコートの設備もものすごいです。

こんな感じでスタジアムを持っている大学も多いです。
アメリカに住んでいた時にテニスのサマーキャンプでクレムソン大学に行ったときは、スタジアムはありませんでしたがテニスコートは15面くらいありました。
記憶があやふやですが(笑)
さらにそれ以外にもインドアコートが4面くらい。
大学ってすげえなって子どもながらに感じました。
またテニスコートだけでなくトレーニング施設も充実しています。
それにヘッドコーチ、アシスタントコーチ、フィジカルトレーナー、フィジオやメンタルトレーナーがいるのでスタッフも充実しています。

こちらのウェイクフォレスト大学ではATP250の大会が開催されています。

大学でATPの大会が開催されているなんてすごいですね。
それくらい施設が充実しています。

他にもアメリカの大学は学園都市の様になっています。
だいたいの大学は1年生は寮に住むのでいろいろな経験が待っていると思います。

文武両道

アメリカの大学は卒業するのが大変といいます。
なぜならアメリカの大学は学業を大事にしているからです。
これは部活に所属する選手も同じです。
練習時間も決まっており、より効率的な練習になります。
アメリカの高校もそうだったのですが、成績が悪いとチームの練習に参加できません。
厳しいように感じますが、これらは学生の将来のためでもあります。
Division 1の大学には約2600人の選手がいますがプロになれるのはほんの一握りです。
ひょっとしたら一握りもいないかもしれません。
なので大学で勉強するということがその後の人生に繋がるのです。
日本人は努力家と言いますが、個人的にはアメリカ人の方が努力家の様に感じました。
アメリカの大学に進学したら勉強がかなり大変そうですが将来には絶対プラスになると思います。

奨学金がもらえると金銭負担が少ない

これはかなり大きいと思います。
奨学金と聞くと日本だと学生ローンが多いですが、アメリカの奨学金は返済する必要がありません。
テニスで奨学金を貰うとなるとアスレティックスカラーシップになると思います。
アスレティックスカラーシップでも学生生活で必要な費用を全額負担してもらえるフルスカラーシップもあります。
ただ強豪校になるほど貰うのが難しくなります。
やはり優秀な選手が集まってくるので。
ただDivision 1の大学でも約250校もあるので自分の実績と照らし合わせてしっかり選べば、フルスカラーシップを貰える可能性もあります。
またフルでなくてもサポートしてもらえる場合もあるのでいろいろ探してみるのが大事だと思います。

競技レベルが高い

アメリカの大学はテニスの競技レベルが高いです。
世界中から選手が集まってきます。
ITFジュニアのサーキットを転戦している選手の中にもアメリカの大学で奨学金をもらって進学することを目的としている選手もいます。
ITFジュニアのランキングが高いほどスカラーシップを貰える可能性は高くなりますからね。
またアメリカの大学出身でATPツアーで戦っている選手もいます。
アメリカの選手だとイズナーやスティーブ・ジョンソン、ブライアン兄弟や最近だとマケンジー・マクドナルド、ブラッドリー・クランですね。
たぶん他にもいると思いますが。
アメリカの選手以外だとケビン・アンダーソンやソメデフ・デバーマンがそうです。
ちなみにスティーブ・ジョンソンはUSC出身でNCAAの個人戦を2連覇しています。
将来ATPで活躍する選手と戦うこともあるかもしれません。

まとめ

高校卒業でプロで戦う自信がない場合は大学が選択肢にあると思います。
大学の4年間で自分を見つめなおすのも良いかもしれません。
ただアメリカに進学するには覚悟が要ります。
言葉の壁、学業の壁、様々な壁があります。
ただ努力をすれば得られるものはあります。
奨学金や充実した施設にスタッフ、そして卒業後の進路。
自分の価値観も変わるかもしれません。
テニスで頑張っている子で大学進学を考えているなら選択肢にアメリカ留学を是非入れてみてください。

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