PLAY + STAY

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テニス
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ITF(国際テニス連盟)は子どものテニス(大人の初心者の方にも)にはSTAY+PLAYというものを推奨しています。
テニスをしたことがない人からしたらPLAY+STAYってなに?ってなると思うので解説していきます。

PLAY+STAYとは

PLAY+STAYとは競技レベルや身体の大きさに応じてテニスの道具やコートの大きさを変えてテニスをしよう、というものです。
通常の道具やコートでは大きすぎたり、ボールのスピード速かったりやバウンドが高すぎたりします。
そこでテニスをやりやすい道具やコートを使い、テニスを楽しことを目的としています。
また段階に応じて道具を変えられることによって正しい技術や戦術を身につけることが出来ます。
凄いですね。
僕の時代はスポンジボールくらいしかなかったですが、今指導者としてPLAY+STAYを使ってみて効果を実感しています。
ただ必要な道具が多くなるので久万高原ではレッドボールしか実践できていませんが。

PLAY+STAYは3段階に分かれています。
ここからはその段階を1つずつ解説していきます。

レッド・ステージ3

ステージ3は一番簡単なレベルになります。
年齢で分けるとだいたい幼稚園や小学1、2年生くらいの子どもに丁度良いです。
ボールはレッドボールと呼ばれる赤くて少し大きいボールを使います。
このボールは通常のテニスボールの約25%程のスピードで、さらにあまり弾みません。
コートはだいたい4分の1の大きさになります。
僕はサービスボックスで行っていますが、きちんとしたコートを取る場合はネットが必要になります。

オレンジ・ステージ2

ステージ3でテニスに慣れてきたらステージ2になります。
ステージ2はだいたい小学4年生くらいまでですかね。
前の職場では小学生からステージ2でした。
このステージではオレンジ色のボールを使います。
大きさは普通のテニスボールとほぼ同じですがスピードが約50%程です。
コートの大きさは後ろがベースラインとサービスラインの間くらいで横幅も通常より少し狭いです。

グリーン・ステージ1

オレンジボールに慣れたらステージ1にステップアップします。
ここではグリーンボールを使います。
グリーンボールは通常のボールの約75%程のスピードです。
またコートは通常のシングルスコートと同じになります。
このグリーンボールから大会があります。
小学生までがグリーンボールのイメージです。

以上の3つがPLAY+STAYのステージになります。

PLAY+STAYのメリット

ここからは独断と偏見でメリットを上げていきます。

振り切ることを覚えられる

これは一番のメリットだと個人的に思います。
早くから通常のボールでテニスをしてしまうとボールが飛びすぎてしまうのでスイングスピードを落として入れようとしてしまいます。
もちろん感覚を掴むまでは良いのですがそのまま入れるスイングになってしまうのはダメです。
振り切ってボールがコートに入るようにならないと上は目指せません。

PLAY+STAYはボールのスピードが抑えられています。
つまり飛びすぎることが少なくなります。
もちろん当て方によっては吹っ飛んでしまいますが。
ただ、子どもにはしっかり振り切っても入りやすくなっています。
なので振り切ってコントロールということを修得できます。

ボールの回転がわかりやすい

レッド、オレンジ、グリーンのボールは色がついているのでボールの回転が分かりやすいです。
なので自分がボールに回転を掛けられているかがわかるのでスピンを掛ける練習に良いです。

ボレーに出ることに慣れることができる

前述したようにボールのスピードが遅いのでラリーで決めることは難しいです。
なので前へ出てボレーで決めるということに繋げやすいです。
ボレーに出るということは組み立てが重要になってきます。
つまりPlay+Stayを使うことによって試合の組み立て、様々なショットを使うことになり技術的にも戦術的にも上達をすることができます。
フランスでは中学生になるまではグリーンボールだとかそうじゃないとか。

身体に優しい

スポーツに怪我はつきものです。
しかし抑えられるに越したことはありません。
ボールがラケットに当たる衝撃は相当なものなので身体、特に腕に良くないです。
そこで柔らかいボール、緩いテンションのストリングならかなりダメージを抑えることができます。

以上がPlay+Stayのメリットです。

Play+Stayのデメリット

ここからはデメリットを挙げていきます。
とはいえ個人的にデメリットは用具を揃えるのが大変、それくらいです。
しっかりやるとなるとボールを3種類や身体の大きさに合わせたラケット、コートを区切るマーカーなど個人でやるとなると初期投資がなかなか掛かります(笑)
それ以外は特にデメリットは感じないですね。

まとめ

Play+Stayは子どもやテニスを始めたばかりの人たちに楽しめるようにできています。
しかもただ楽しむだけでなく使い方によっては選手を育てるのに有用なツールになります。

また子どもに合わせたイメージになりがちですが、大人でも活用するとよりテニスを楽しめるようにできています。
これからテニスを始めようかなと思う方はPlay+Stayで始めてみるのもありですね。
ただ一般のテニススクールではやっていないところが多いので触れる機会はなかなかありませんが。

僕のところでは大人でも取り入れていこうと思うので興味がある方は是非!

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